佐藤溪の作品を展示した美術館

由布院美術館は、1991年佐藤溪(さとうけい)の作品を展示する目的で設立された美術館です。由布院美術館には約500点あまりもの佐藤溪の作品が収蔵されており、それらの収蔵作品の中から常時約60点あまりを選んで美術館に展示しています。佐藤溪とは、1918年から1960にかけて生きた画家で、日本全国を放浪しながら生活を送り、その中でたくさんの風景画や詩などをかいてきました。そして、最後にこの湯布院の地で、42才という短い生涯を終えました。無名のまま亡くなってしまった佐藤溪の作品には、時には繊細で緻密な部分もあれば、時には大胆な部分もあるというように、作品には常に彼の感情の起伏の変化や、その自由で何ものにも縛られない精神とが息づいています。そんな、自由でなにからも束縛されない彼の作品は、亡くなった今でも多くの人々に感動を与え続けています。由布院美術館では、そんな佐藤溪の作品をテーマを決めて展示したりしています。孤高の放浪の詩人作家である佐藤溪の偉業を全国にも紹介するためにオープンしたこの由布院美術館は、その後、NHKの番組などでも紹介され、佐藤溪の作品はその後全国的にも知れ渡るようになりました。佐藤溪の描いた数々の作品の魅力は、なんといってもその自由な作風にあるといえます。そんな自由奔放でいて、画家の生き生きとした眼差しや感情を感じさせてくれるその独特の作品は、鑑賞する人々の胸に深い感動を与えてくれるものです。